spp/slp

SPP/SLP

SPPとSLP

歯ぎしり ・食いしばり、いびきや睡眠時無呼吸症候群などにお困りではありませんか?

SPP/SLPは、日本歯科大学顎関節症診療センター初代センター長ならびに、日本歯科大学名誉教授である
丸茂義二先生考案の歯ぎしり・食いしばり・睡眠時無呼吸症候群などを効果的にコントロールできる装置です。

SPP(スーパーパラタルプレート)とは?

SPPとは「スーパーパラタルプレート」の略で、上の歯の根元部分にフィットする形状の装置です。上の歯の内側に左右で差があってもSPPを装着することで解消できますし、舌が自然に上の歯の前歯の根本(スポット)に位置しやすくなります。装置はできるだけ違和感が少ないように、非常になめらかに研磨仕上げが施されていますので、ザラザラした感触を受けることはありません。 口を閉じているときは舌の先がスポットに軽く触れていることが望ましいのですが、何らかの理由で舌が低い位置にあったり、喉の奥側に寄ったりしていると、舌を動かす筋肉に影響して姿勢が悪くなることがあります。また噛む動作や呼吸にも悪影響をおよぼしますので、当院ではSPPを使って舌の位置を適切にする治療をおすすめしています。 SPPは日本歯科大学の名誉教授である丸茂義二先生が考案された装置で、呼吸の改善や鼻呼吸への誘導、睡眠時無呼吸症候群の予防に役立ちます。

SLP(サブリンガルプレート)とは?

SLP(サブリンガルプレート)とは、歯ぎしり・食いしばり・睡眠時無呼吸症候群などを効果的にコントロールするための装置です。(日本歯科大学名誉教授 丸茂義二先生考案)低位舌になっている舌を前方に押し出す作用があり、夜間・日中の歯ぎしり・食いしばりを軽減できる可能性があります。下の歯列の内側に装着する、小さな入れ歯のような装置で、最小限のレジンと金属で構成されていますので、一般的な入れ歯のような異物感はありません。SLPを装着していると、自然と舌の位置を適正化する作用があり、装置を付けていなくても舌の位置を維持できるようになります。

SPP/SLPによる治療

当クリニックでは、SLP装置は2015年4月より、SPP装置は2020年8月より、丸茂先生のご指導のもと臨床応用を開始しました。SPP/SLPの治療では、まず患者様お一人おひとりの口腔環境に合わせた装置を、専門の歯科技工士が作製いたします。お一人おひとりのお口に合った装置を使うことで、より高い効果が期待できるのです。この装置を装着すると、舌の位置が改善することにより咽頭腔が広がり呼吸の質が高まり、睡眠の質が向上するとともに、起床時の顔周辺の筋肉のこわばりが軽くなったり、熟睡間を感じることができます。また、歯ぎしりや食いしばりを抑制する効果もあります。

SPP/SLP治療の効果

  • 食いしばりや歯ぎしりを減弱できる効果
  • 舌の位置が改善することにより咽頭腔が広がり呼吸が楽になり、睡眠の質が向上する効果
  • 唾液の分泌を促進することにより虫歯リスクの軽減、ドライマウス防止に繋がる効果
  • 舌が本来の位置に接触することで、自然と鼻呼吸になりやすく免疫力が増す効果
  • 舌位が変わり足指に力が入ることで、体の重心バランスが前方に変わり、体幹、姿勢改善に繋がる効果
  • 咀嚼回数が増えることにより満腹中枢を刺激し、過食を減らす効果(過食が減ることによるダイエット効果等)

SPP/SLPとマウスピースの違い

SPP/SLPの最大の特徴は、装着するだけで下顎の位置が改善され、様々な良い効果をもたらしてくれるということです。これは装置が舌(ベロ)の位置が悪い時に修正する作用をもっているためです。下顎の位置は舌の位置や働きによって大きな影響を受けますので、噛み合わせを変えても下顎の位置が改善しない人は舌の位置を改善しなくては成功しない場合があります。SPP/SLPは、従来のスプリントのように噛み合わせの位置や高さを変える必要がありません。ハードプレートのスプリント療法やマウスピース療法は、続けることで顎位のズレが起きやすくなる場合がありますので、当クリニックではマウスピース矯正は行っていません。当院では噛み合わせの位置や高さを変えずに歯ぎしり・食いしばりを操作し、更には舌位、顎位、頭位、重心位の安定につながる装置として提供できればと考えております。

※食いしばりによる歯のダメージを軽減するために約1mm~1.5mmの薄いソフトタイプのマウスピースは作製する場合があります

SPP/SLPご利用時のご注意点

  • 装置には筋肉である舌への働きかけと骨格である舌骨への働きかけがある為、治療期間は状態や装着時間により異なります
  • 診査診断に基づき製作致しますが、実際の口腔内での調整が必要になります
  • 装着始めは、慣れや機能重視の為特定の発音が一時的にしにくくなります(時間の経過と調整により改善可能)
  • 舌感が悪くなると舌は後ろに逃げてしまう為、定期的なメンテナンスでの艶出しが必要になります
  • 汚れや臭い成分を吸収する素材となるので、日々のお手入れ(軽いブラッシングや洗浄材)が必要です

SPP/SLP装置の作製者のご紹介

専門の歯科技工士が、お一人おひとりのお口に合わせて装置を作製します

歯科技工士

大内 浩司 Koji Ouchi


SPP/SLP作成を担当させていただいている歯科技工士の大内です。当医院では、装置開発者である日本歯科大学名誉教授の丸茂義二先生ご指導のもと、2015年にSLP、2019年にSPPの臨床導入を開始いたしました。導入開始時は、歯ぎしりや食いしばりといった悩みに対しての取り組みも、現在では低位舌・ドライマウスなどの口腔内の悩みから、姿勢崩れ・呼吸器障害・睡眠障害といった様々な症状に対し、多くの患者様に舌位(舌骨の位置)からできる改善治療・予防を提供させていただいております。2つの装置には、以下の3つの強みがあります。

  • 噛み合わせの高さを変えない
  • 副作用がない
  • 24時間装着可能

私自身初めてこの装置を装着した際、体感の変化や唾液がどんどん出てくることに感動したのを今でも覚えているのですが、数年経つ今でもこの3つの強味がももたらし続ける効果を感じることが多く、既に身体の一部として手放せないものとなっております。

オーク銀座歯科クリニックでは、様々な角度から全身の予防に対する取り組みを行っておりますが、是非この機会に舌位(舌骨の位置)からの予防を知り、体感していただけたら幸いです。装置の技術面の難しさや高いハードルをクリアするのに時間がかかりましたが、丸茂義二先生考案の、副作用のない安心・安全なSPP/SLP装置を作製・提供できることに深く感謝していると共に、一人でも多くの方の健康を歯科技工士の立場からサポートし、患者様の健やかさに貢献したいと思っています。

SPP/SLP治療のよくある質問

Q
SPPとSLPは両方着ける必要がありますか?
舌骨の位置が低位で歯ぎしり・食いしばりで悩まれている患者様には両方着けることをおすすめしておりますが、レントゲン画像・顔貌・側貌を観察・診断させていただき、効果的な装置を選定ご提案させていただきます。
Q
SPP/SLPの装置は、壊れることがありますか?その場合、どうすればいいですか?
SPP装置は、壊れる可能性は少ないですが、SLP装置は装置の薄い部分が欠けてしまうことがあります。その際は、当クリニック専属技工士が修理をさせていただいております。(現在は、修理に費用はいただいておりません)

SPP/SLPの料金

治療内容 料金 備考
SPP(スーパーパラタルプレート) 330,000円 装置装着・調整料込み
SLP(サブリンガルプレート) 275,000円 装置装着・調整料込み

※料金は全て税込み表示です

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